【14選】ビジネスフレームワークとは?メリットや目的別の手法一覧も紹介
公開日:2023.6.26 | 最終更新日:2023.7.23

日々業務を行う上で、「課題の解決方法が分からない」、「既存事業の業績が上がらない」などの悩みはありませんか?
課題解決や業務の改善のために使用する1つの方法が、「ビジネスフレームワーク」です。
今回の記事では、ビジネスフレームワークの意味やメリット、各手法を紹介します。
この記事を読めば、目的別に適したビジネスフレームワークについて理解を深められます。
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ビジネスフレームワークの意味とは?

ビジネスフレームワークとは、課題解決や成果の向上を行うための枠組みです。「フレームワーク」には、「枠組み」「骨組み」「構造」などの意味があります。
目的別にビジネスフレームワークを活用することで、ビジネスにまつわる課題解決や事業戦略などに役に立つと言われています。
またマーケティング戦略やアイディアを考える際にも、ビジネスフレームワークは効果的です。
多くの種類があるビジネスフレームワークを適切に使い、解決すべき課題に取り組んでみましょう。
ビジネスフレームワークのメリット

仕事をする上でビジネスフレームワークを取り入れることには、多くのメリットがあります。ビジネスフレームワークが持つメリットは、大きく分けて次の4つです。
- 論理的思考や課題解決に役立つ
- マーケティングや市場分析に役立つ
- 事業戦略立案に役立つ
- アイデア出しに役立つ
ビジネスフレームワークのメリットを活用すると、企業単位から個人まで多くの方が課題解決の糸口を掴めます。
ここからは、それぞれのメリットに適したビジネスフレームワークを紹介します。
自社でフレームワークを選ぶ際の参考にしてください。
論理的思考や課題解決に役立つビジネスフレームワーク4選

仕事を遂行する上で、論理的な思考は重要です。論理的に思考することで課題を解決する道筋が見えてきて、行動方針が定まります。
論理的思考と課題解決に役立つビジネスフレームワークは以下の4つです。
- MECE
- ロジックツリー
- ピラミッドストラクチャー
- 5W1H
ここからは、各ビジネスフレームワークの内容を紹介します。思考の整理や課題解決で悩みがある方は、参考にしてみてください。
MECE
MECEは「ミーシー」または「ミッシー」と呼ばれるビジネスフレームワークです。課題の構造全体を把握したいときや、複数の課題に取り組みたいときに効果的とされています。
課題点のダブりや漏れを減らし、課題の全体を正しく把握する際にMECEを使用しましょう。課題をリストアップすることで、課題解決のために足りないものや不要なものを確認できます。
その際に、情報に過不足があると、情報のダブりや漏れが発生する可能性があります。
課題を正しく整理し、対処する第一歩として、MECEを活用してみましょう。
ロジックツリー
ロジックツリーは、課題を細かく分解し解決方法を探していくビジネスフレームワークです。
大きな課題を分解することを繰り返し、掘り下げられない要素まで分解することで、課題の原因や解決方法が見えてきます。
ロジックツリーを使用して原因と発生場所を把握することで、解決方法や行動の順番が明確になります。
課題解決のためには、課題の原因と発生場所、明確になったポイントをチーム全体で共有することが重要です。
ロジックツリーにより、明確になった解決方法と解決に至るための道筋を捉えて、課題の早期解消を目指しましょう。
ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーは、ロジックツリーと構造が似ているビジネスフレームワークです。
課題の原因と発生場所を探ったロジックツリーに対して、ピラミッドストラクチャーは結論の根拠を示す際に効果的です。
ピラミッドストラクチャーでは、下段の内容が上段の内容の根拠となることで課題の細かい疑問点を解消し、最終的に主張の根拠となります。
ピラミッドストラクチャーは下段の詳細な内容を結論に向かってつなげるため、主張と根拠の論理的な説明が容易です。さらに一つひとつの根拠が論理的につながっているため、主張に対する理解を深めやすくなります。
5W1H
5W1Hは課題を「どこで」「いつ」「誰が」「何を」「なぜ」「どうやって」に当てはめていくビジネスフレームワークです。
課題を6つのテーマに当てはめていくことで、課題の解決を妨げる原因を検討しやすくなります。5W1Hを利用する際はそれぞれの内容を洗い出して終わるのではなく、個々の内容をさらに分析しましょう。
一つひとつの内容を細かく分析することで、具体的な解決策を検討することも可能です。
課題解決以外にも5W1Hを利用することで、プレゼンや説明の際に主張の根拠を示すこともできます。そのため、5W1Hは幅広い場面で応用できるビジネスフレームワークです。
マーケティングや市場分析に役立つビジネスフレームワーク4選

現代のビジネスシーンを生き抜く上で、市場分析を怠ると経営が傾くこともあります。ビジネスフレームワークは、会社の経営を左右する市場分析やマーケティングにも有効です。
数あるビジネスフレームワークの中でも、マーケティングに役立つビジネスフレームワークは次に示す4つです。
- 3C分析
- SWOT分析
- マーケティングミックス(4P)
- PEST分析
ここから、上に挙げた4つのビジネスフレームワークについて紹介します。市場分析やマーケティング業務に携わっている方は参考にしてみてください。
下記の記事では、市場調査の目的や主なやり方を7つ紹介しているので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
市場調査の意味とは?7つのやり方やマーケティングリサーチとの違いも解説
3C分析
3C分析は、3つのCから現状を分析するために用いられるビジネスフレームワークです。3C分析の3つのCが表すものは次の通りです。
- Company(自社)
- Customer(顧客)
- Competitor(競合相手)
3C分析の目標は、自社ではコントロールできない顧客と競合相手を分析し、自社の戦略に活用することです。制御不能な情報を分析し、それに対応する戦略を立てることで事業の成功へとつなげます。
3C分析は、新規事業の立ち上げや既存事業の改善における顧客攻略に効果的です。顧客開拓で悩んでいる方はぜひ使用してみてください。
SWOT分析
SWOT分析は、3C分析のように自社と顧客、競合相手の分析を行うビジネスフレームワークです。3C分析と異なる点は、SWOTという次の4つの点を統合的に分析することです。
- 自社のStrengths(強み)
- 自社のWeaknesses(弱み)
- 社会情勢と顧客からのOpportunities(機会)
- ビジネス環境や競合相手のThreats(脅威)
SWOT分析では、自社の弱点や競合相手の強みを分析可能です。そのため、チャンスと成りうる環境の変化や競合相手の動きを把握できます。
SWOT分析を正しく活用できれば、新たなビジネスチャンスの獲得が可能です。
マーケティングミックス(4P)

マーケティングミックスは、事業目標を達成するために必要となる要素を組み合わせるビジネスフレームワークです。
マーケティングミックスにおいて組み合わせる要素は、4Pと呼ばれる次の4つです。
- Product(製品)
- Price(価格)
- Place(流通)
- Promotion(宣伝)
マーケティングミックスでは、課題を解決するために一度出した結論が、変化することがあります。マーケティングには常に新しい手法が生まれているため、時代の変化に合わせて検討を続ける必要があります。
商品開発などに携わる方は、マーケティングミックスを製品の開発に活用してみてください。
PEST分析
PEST分析は、自社ではコントロールできない外部要因を分析し、自社の経営戦略に活用するビジネスフレームワークです。PEST分析で分析対象となるPESTとは次の4つです。
- Politics(政治)
- Economy(経済)
- Society(社会)
- Technology(技術)
PEST分析により、自社を取り巻く環境を客観的に把握できるため、経営戦略の見直しや改善に迅速に取り組めます。またビジネス環境を4つの視点で分析するPEST分析は、新規事業を立ち上げる際も効果的です。
マクロ視点で現状を分析したい方はPEST分析を活用してみてください。
事業戦略立案に役立つビジネスフレームワーク3選

ビジネスフレームワークは、事業戦略の面でも効果的です。企業のかじ取りを行う経営者にとって、事業戦略の検討と立案は最重要課題であり使命でもあります。
目的や使い方が多様なビジネスフレームワークの中でも、経営者が事業戦略を考える際におすすめするのは、次に示す3つです。
- STP分析
- AIDMA
- AISAS
ここからは企業の行方も左右する、この3つのビジネスフレームワークについて紹介します。事業戦略を考える立場にある方はぜひ参考にしてみてください。
STP分析
STP分析は次の3つの要素を順番に分析することで、自社の方向性を絞り込むためのビジネスフレームワークです。
- Segmentation(セグメント化)
- Targeting(ターゲット選定)
- Positioning(立ち位置決定)
STP分析ではセグメント化で市場を分解し、ターゲット選定の段階で細分化した中から狙う市場を決定します。
そしてターゲットに定めた市場の中で自社がどういった立ち位置に立てるかを検討し、具体的な方針の検討に入ります。
STP分析によりターゲットと自社の立ち位置を決めることで、他社と差別化した製品やサービスの提供が可能です。
AIDMA
AIDMAはアイドマとも呼ぶ、消費者の購買決定を把握するためのフレームワークです。AIDMAは、ユーザーがとる次の5つの行動の頭文字を組み合わせた言葉です。
- Attention(認知)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
消費者が購入に至るまでのプロセスをこの5つに分解することで、購買を促すための具体的なマーケティング戦略が立案できます。
AIDMAを使用し、ユーザーの段階にあわせて的確なプロモーションを行い、消費行動を促進しましょう。
AISAS

AISASはAIDMAとよく似たビジネスフレームワークですが、IT全盛の現代により適した手法です。AISASはAIDMAと同じように次に示す消費行動の頭文字からできています。
- Attention(認知・注意)
- Interest(興味・関心)
- Search(検索)
- Action(行動)
- Share(共有)
AIDMAとは違い、AISASでは消費者が自ら商品やサービスについて検索し、その情報を他者と共有します。AISASは消費者が商品やサービスを宣伝してくれるため、自社によるプロモーションを減らすことも可能です。
アイデア出しに役立つビジネスフレームワーク3選

ビジネスフレームワークは、新製品の開発や顧客ごとに異なる営業方法を検討する際など、アイデアを生み出す場面でも効果的です。
待つだけでは優れたアイデアは生まれないため、効率的にアイデアを出すためにはビジネスフレームワークが欠かせません。アイデア出しには次の3つのビジネスフレームワークが効果的です。
- マンダラート
- マインドマップ
- マトリクス
ここからは、アイデアの発想に有効な3つのビジネスフレームワークについて解説します。日々、営業方法や新しい製品を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
マンダラート
マンダラートは、仏教のマンダラ模様のように中心から周囲へ、アイデアを広げて書き出していくビジネスフレームワークです。
マンダラートは3×3のマス目の中心にキーワードを配置し、キーワードから連想される要素をキーワードの周辺の8マスに並べます。そして、キーワードから連想された言葉を中心に置いた9マスを作り、さらに連想を広げていきます。
マンダラートは、1つのキーワードから連想される要素を広げることで、アイデアを多角的に検討することが可能です。商品開発や市場の分析などの業務を行う方はマンダラートを試してみてください。
マインドマップ
マインドマップは1つのキーワードから連想される要素を記入し、連想された要素を掘り下げるビジネスフレームワークです。
アイデアを検討する際に、マインドマップを取り入れることで思考を可視化し、情報のつながりに対する理解が深まります。
課題となるキーワードから連想された要素を細分化することで、アイデアが出しやすくなります。
マインドマップは、キーワードから連想されるいくつかの要素を細かく分解します。そのため情報の整理やアイデア出しに効果的です。
マインドマップは1つのテーマに基づいた記事や動画など、コンテンツ制作をする方におすすめします。
マトリクス

マトリクスは2つもしくは3つの軸を基準に1つの要素を切り分けるビジネスフレームワークです。すでに紹介しているMECEやSWOT分析は、マトリクスを応用したビジネスフレームワークといえます。
マトリクスにおいて、基準となる軸の設定は重要です。マトリクスの目的を正しく決めて、軸をテーマに合わせて設定することで、効果的に分析できます。
マトリクスはアイデア出しの前に行う市場分析や、方向性の検討に有効なビジネスフレームワークです。新事業の検討や新製品開発の前段階で、マトリクスを使ってみてください。
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引用元:DX-PLAN公式HP
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まとめ

この記事ではビジネスフレームワークのメリットと、マーケティングや戦略立案などの業務ごとに適した手法を紹介しました。
ビジネスを遂行する上で、課題とぶつかることは避けては通れないことが多いでしょう。
しかし適切なビジネスフレームワークを使うことで、解決の糸口を見出すことが可能です。
この記事を参考に、自社に適したビジネスフレームワークを実践してみてはいかがでしょうか?
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