アイデアの壁打ちや市場ニーズの把握にも活用可能!個人の時間とスキルを自由に売買出来るサービス「タイムチケット」 株式会社グローバルウェイ(Globalway Lab)室長 山本大策様
公開日:2018/8/10 | 最終更新日:2019/4/30

起業家の方のなかには、起業後に展開予定のプロダクト・サービスについて、独創的なアイデアを豊富にお持ちの方が多数いらっしゃいます。しかし、同時に、そうしたアイデアについて「壁打ちするための相手が欲しい」「実際にどの程度ニーズがあるのか把握したい」と悩まれることも少なくないでしょう。
個人の時間を売買できるサービス「タイムチケット」を使えば、上記の悩みを手軽に、そして短時間のうちに解消できるかもしれません。今回は株式会社グローバルウェイ Globalway Lab室長の山本大策様にタイムチケットの魅力と起業家にとってのおすすめの使い方をお聞きしました。
―はじめに、タイムチケットのサービス紹介をお願いします。

一言で言えば「個人が気軽に30分単位で自分の時間を売買できる」というサービスです。
時間はチケットという形で売買します。チケットのカテゴリはいくつかあり、一番人気が高いのはSNSやマッチングアプリ用の写真撮影です。
もちろんPRやSEO、プログラミングの相談など、ビジネス関連のカテゴリもあります。特にスタートアップやマーケティングに関する相談は人気です。起業相談や事業開拓の手法などを先端起業家に相談できる、といった内容が多いですね。
アイデアをチケットとして販売して、本当にニーズがあるかを検証、意見をフィードバックし、ブラッシュアップしていく、という使い方をされている方もいます。
―実際に起業家が利用されるケースもあるのでしょうか?
もちろんあります。サービスを立ち上げた直後、本格的にスケールする前段階の方には、特にマッチするかと思います。
これから起業をするという方の場合は、基本的に売るよりも買うケースが多いです。起業家の先輩が販売するチケットを買い、お話を伺うことでノウハウを吸収していく、という形ですね。
あとは自分が始めようとしているサービスのターゲットユーザーになりそうな人にチケットを販売するという使い方も良いでしょう。
「○○というサービスを考えているのですが、体験してもらえませんか?」といった具合です。
チケット販売者のなかには「何でも手伝います」という方もいらっしゃいますので、そうした方にモニターとして協力していただくのもありですね。
―クラウドソーシングサービスなど他の競合サービスと比較すると、タイムチケットの強みはどこにあるのでしょうか?

クラウドソーシング系サービスとは大きく違う点があります。売り手と買い手が逆転している、というところです。
基本的にクラウドソーシングは、買い手が依頼内容と報酬を提示し、そこにスキルを備えた売り手が応募するコンペ形式となっています。しかし、タイムチケットはその逆。スキルや経験を蓄えた方が「こういうことができます」と提示し、それを「買いたい」という方が集まります。受託ではないので、買い手のニーズに細かく合わせる必要がありません。自分でやることを提示し、そして自分の名前で勝負できる。これはユーザーにとっては得難い体験だと思います。
また、クラウドソーシングの場合、売買成立のタイミングは買い手が決定しますが、タイムチケットの場合は売り手の申し込み承認によって決まるという違いもあります。こうした売り手重視の姿勢は、このサービスを立ち上げた時、一番重要視したポイントでもあります。
―サービスの利用の流れについてご説明ください。

まず、チケットタイトルを30文字以内で考え、利用時間を30分単位で定め、価格を決定する。そうしたら……もう完成したのも同然で、チケットを作るのは非常に簡単です。
もちろんチケット内容を書く必要はあります。チケットの発行ボタンを押すと、テンプレートが自動的に出てきますので、それに沿って記入します。ご自身の経歴や資格などを埋める形で書いていけば、完成します。
―チケットを多くのユーザーに購入してもらうには、どうすれば良いのでしょうか?

まずは自分の得意な分野を把握したうえで、タイムチケットというマーケットの特性を研究してみることですね。「どういうチケットがよく売れるのか」「自分の売ろうとしているチケットと被っているものはないか」と。こういった「市場を知る」「競合の特徴を知る」という部分、ちょっとした起業のトレーニングにもなるかと思いますよ。
―チケットを買う場合はどうでしょうか?
欲しいチケットを選択して、購入ボタンを押せば、あとはクレジットカード決済やコンビニ決済などの決済方法を選び、希望日時を申告すれば完了です。
先ほども言いましたが、タイムチケットはチケットの売り手に選択権を用意しています。たとえば、買い手が期待しているようなスキルを自分が備えていないな、と感じたような場合です。その点はご了承いただければと思います。
―タイムチケットで販売されているチケットのなかで、起業家におすすめのものをご紹介ください。

例えば「それだ!感のあるネーミング考えます」という人気のチケットがあります。
こちらは起業家の方にもおすすめです。普段、広告業界でプランナーとして活躍されている方が販売しているチケットで、「会社を作るのですが、いい社名ありませんか」「サービスの名前を考えていただけますか」といった相談に乗ってもらえます。
後は、連続起業家や、現在スタートアップを経営中の方のチケットなども販売されているので、チケット検索欄で「起業」などのワードを入れて探してもらうのが一番いいかと思います。
実は私自身もチケットを販売しているので、こちらをご購入いただいてもOKです(笑)。様々なユーザーさんに購入してもらっていますが、起業志望者の方は特に多いですね。アイデアの壁打ちや、プロダクトの改善に貢献できるようなアドバイスをさせていただいています。

―料金体系はどのように設定されていますか?
チケット販売者の方には、チケットの売上から手数料27%と消費税を引かせていただいた額をお支払いしています。また、これにくわえてタイムチケットでは、慈善団体への寄付が必須です。寄付率は1~100%の範囲で選べますが、なかには100%寄付する方もいらっしゃいますよ。
―なぜ寄付金を義務化しているのでしょうか?

2014年のリリース当時、「自分の時間を売る」というサービスはまだまだ目新しい状況でした。その状況下で「チケットを売り始めました」と言うと、言い方は悪いですが、「新しい金儲けの手段かな」と周囲に受け止められるリスクがありました。
タイムチケットのユーザーには「自分の時間を使って社会貢献をしたい」とシェアの気持ちの強い方が多い。しかし、そうした意図が正しく伝わらない恐れがありました。
そこで寄付金の仕組みを導入し「単に商売をしたいだけではない」とアピールできるようにしました。これによって「売るハードル」を下げる狙いがありました。実際、「寄付ができるようになっているのはすごく良い」と反響をいただいています。
―タイムチケットの安心・安全のための取り組みについて教えてください。
チケット販売者のなかで本人確認資料を提出していただいた方には「本人確認資料提出済み」というラベルを付与して、解りやすく表示しています。
このほかにも“ゴールド認証制度”や“アンバサダーマーク”などのラベルも目安になります。
これらのラベルは、トラブルが有った際には認証を解除する等の対応していますので、高い信頼性を保証できていると思います。
―ゴールド認証やアンバサダーマークの付与基準はどのようになっているのでしょうか

いずれも素晴らしいスキルをお持ちで、安心できる方、タイムチケットでの活動に情熱を持って取り組んでいる方を対象としています。ただし、実際に認定するのは、コミュニティイベントでお会いしたユーザーのうち、スタッフが信頼できると判断した方だけに限らせていただいております。
―コミュニティイベントとはどういった内容なのでしょうか?

タイムチケット内にはオンライン上で交流されているユーザーが多くいらっしゃいます。こうした方々がオフライン空間で一堂に集まれる機会を提供できたら面白いのではないか、という発想から始まったのがコミュニティイベントです。
おかげ様でご好評いただき、イベントのひとつである「ユーザーミートアップ」は月1回の高頻度で開催しています。内容としては、「このチケットおすすめだよ」といった具合にタイムチケットに関する情報交換を行うなど、ユーザー同士が直接コミュニケーションを行うことが中心です。
その他にも、タイムチケットユーザーが自発的に開催するイベントも存在します。他のサービスではあまり聞かない「熱量のあるユーザーコミュニティの存在」こそが、タイムチケットの一番の価値だと思っています。
―最後に、タイムチケットの今後の展望についてお聞かせください。

あくまで計画段階ですが、サービス内で利用可能な「タイムコイン」というトークンを発行し、「タイムチケットの経済圏」を作っていきたいと構想しています。
タイムチケット内での個人の活動を支援するために、コミュニティ内でのみ流通する貨幣を造りたい。たとえば、コミュニティへの貢献度の高い人にコインを配布する、といった使い方ですね。こうした取り組みを通じて、ユーザーのタイムチケット参加へのインセンティブをますます強化していきたいと考えています。
株式会社グローバルウェイ(Globalway Lab)企業・事業内容紹介

“Globalway Lab”は、株式会社グローバルウェイのC2C新規プロダクト事業部として「タイムチケット」「コーヒーミーティング」の開発・運営を行っています。
タイムチケットは「個人が気軽に自分の空き時間を30分単位で販売できるサービス」として2014年7月に誕生したサービスです。リリース後1週間で5000ユーザーを集めるなど、大きな注目を集めました。ユーザー数は約11万人に達しており、プロフィール写真撮影や起業副業相談など約30,000種類のチケットが販売されており、日々活発な取引が行われています。
株式会社グローバルウェイ(Globalway Lab)
ホームページ Globalway Lab
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